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2010/3/11 木曜日

宮崎で勉強会Part3

カテゴリー: 料理 — inami @ 11:57:44

最後の訪問先です。

「いなみ」では今までも宮崎県の牛肉を扱っていました。

もちろん自信のある牛肉を皆様に提供してまいりましたが、やはり良い霜降りの牛肉というのは高価です。

皆様御存知かと思いますが、牛肉にはランクがあります。A4とかA5などというランクを聞いた事があるかと思います。

松坂、神戸、米沢、近江、静岡、佐賀、鹿児島などなど、日本の黒毛和牛には色々な産地がありますが、

私が思うに、A4・A5クラスになりますと、どれも旨い。逆に、値段を見たら旨くて当たり前。と思っていました。

今回の宮崎へ行った目的の一つは、安くて旨い、そして安全な牛肉を探すことにありました。

黒木社長にご紹介して頂いた「岡崎牧場」の岡崎さんと、まずはなかなか見る事の出来ない「牛の競り市」へ。会場に向かう途

中に、子牛を乗せた車を見かけました。

当日は、宮崎市で「子牛の競り」が行われていたからです。

「ドナドナ」という名曲を思い出します。

宮崎県は宮崎市地区、延岡市地区、小林市地区などなど、数か所で「牛の競り」が行われています。当日は「子牛」でしたが、

お産後の「経産牛」や「成牛」などの競りも、開催日によって行われているようです。

米沢や神戸、四国など全国から牧場の方たちが競り場に来ていました。

宮崎県の子牛に対する注目度が一目でわかります。

牛もやはり血統が第一で、霜降りは7割が血統と言われています。残りの3割が、どのように肥育されていくかで変わってくるの

です。良い血統の牛は、子牛といえども高値で取引されていきます。約1500頭もの子牛が、競られていました。

宮崎市地区の農家さんが、牛を連れてきて自分の牛がいくらで競られるのかを見守っているのが印象的でした。

この「競り市」は、3か月に一度行われる大きなイベントです。地元の農家さんはもちろん、全国から人が集まっているわけです

から宮崎市の特産物をアピールするには絶好の場であるようです。

その中で、山積みになっている牛肉を発見しました。美味しそうな焼き肉用の肉や、牛刺し用の肉、ステーキ用など様々な部位

の牛肉が売られています。全国から来た人たちや、地元の農家さんたちがその牛肉をたくさん買っていきます。

無くなるとまた2トントラックから肉が降ろされます。途中で「完売」となっていました。

この競り場に集まっている方たちは「牛肉の生産者」ですが、その方たちが、食べる「牛肉」ってどんなものなのか?

中には、毎回「競り場」に来たら、この牛肉を買っていくという方たちも多数いらっしゃいました。

その牛肉を見て驚きました。黒木本店さんの「発酵飼料」を食べて育った「岡崎牧場」の牛肉だったんです。

岡崎さんも、そこで私が見るまで何も言わなかったので、びっくりしました。

そしてまた、値段を見てびっくり。

安い。安すぎる。

びっくりしている私を見て、「どうだ!」と言わんばかりに「高笑い」をしていた岡崎さんの顔が忘れられません。

 

ますます、岡崎さんの牛肉に興味が湧き、一通り牧場を見学させて頂きました。

手作りの牛舎が印象的です。「牛舎を建てるのにお金をかけるなら、牛の肥育にお金をかけた方が良い。」と言ってました。

こうなると気になるのは「味」です。夜は直営の焼き肉店でその「味」を確認してまいりました。

 

確かにA4・A5の様な「とろける肉質」というのはありませんが、柔らかさは充分です。何よりも噛んだときの「肉汁」の味。

最高です。すごいです。まったく高級牛にも負けていません。食べ飽きしない牛という感じです。

「生産者」の方たちが、好んで食べている意味がよくわかりました。

一日でも早く、「いなみ」のお客様に御提供したいと思う程でした。

また、この牛肉の美味しさの秘密、安さの秘密や岡崎社長の牛肉に対する情熱を、召し上がって頂いたお客様にお伝えしてい

きたいと思っております。

岡崎社長、ありがとうございました。

 

 

 

 

宮崎で勉強会 Part2

カテゴリー: 料理 — inami @ 10:18:46

昨日の続きです。

山の上にある黒岩牧場から、「いなみ」で扱っている焼酎の蔵元「黒木本店」さんへ、黒岩さんに道案内をして頂きながら向かい

ました。

二年前にお邪魔した時よりも、さらに進化をしている事がたくさんありました。

一次もろみ、二次もろみ、蒸留、貯蔵、ビン詰めまでの工程を、黒木社長、角上工場長の御案内で見学させて頂きました。

その後も、焼酎廃液を使用して造った「発酵飼料」の工場を見学させて頂きました。簡単に言いますと、豚や牛、鳥などの飼料で

す。

「発酵飼料」は「整腸作用」があるようで、食欲が増進し、健康的に太っていきます。

そして、その豚、牛、鳥などの糞で堆肥を造り、黒木本店さんの焼酎造りに必要な原料「芋・麦・米」を栽培していきます。

このようにして、完全なる「循環型農業」を確立させた黒木本店さんは、さらにJASの認定する畑を広げていったり、他の焼酎蔵

ではマネのできないような、独自の発想と技術で進化を続けていました。

そして、私たちに説明して頂いている時の、自信満々の顔は忘れることができません。

夜は、社長と工場長と一緒に食事をしながら、宮崎に行く事が出来なかったスタッフの素朴な疑問に答えて頂きました。

また、普段見る事が出来ないほどの、黒木社長の楽しいお話を聞かせて頂きました。

久し振りに泣くほど笑いました。

改めて、黒木本店さんの焼酎の旨さの秘訣が、見えたような気がしました。

なぜなら、蔵で酒造りをしていた従業員さんだけでなく、飼料工場、肥料工場、畑で働いてる全ての人たちが、「焼酎造り」に携

わっているという意識を持っていらっしゃるのが感じられたからです。

まだまだ、ここでは書き切れないほどですが、「いなみ」で黒木本店さんの焼酎を召し上がって頂いているお客様に、

私たちが感じた感動をお伝えできればと思っております。

黒木本店の皆さん、ありがとうございました。

 

 

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