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2008/9/10 水曜日

埼玉県・酒蔵見学!

カテゴリー: 和酒, 蔵元 — inami @ 23:56:16

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「料理処いなみ」の清酒。福井県の「梵」、石川県の「菊姫」、和歌山県の「雑賀」・・・と他県の清酒を扱っています。お客様の中には、他県から、または海外からのお客様と会食される機会で「いなみ」をご利用されている方がいらっしゃいますので、その時に「埼玉県の清酒があったら良いなぁ」という御意見を以前から頂いておりました。

本日は市場がお休みでしたので、以前から伺いたかった埼玉県の酒蔵にお邪魔しました。「いなみ」がお世話になっている酒屋さん「稲荷屋酒店」さんに色々と段取りを組んでもらいました。スタッフの皆さんと一緒に、朝も早くから車で埼玉県の羽生にある「南陽酒造」さんへ向かいました。

「南陽酒造」さんは100年以上続く蔵元さんですが、埼玉県で生活している人達でも、知っている方は少ないと思います。事実、私はお客様に言われるまで知らなかったんです。「羽生に、花陽浴(はなあび)という清酒があるから、手に入ったら教えて」という問い合わせがあったので、「稲荷屋」さんにお願いして入荷して頂いたのがきっかけでした。その後、「稲荷屋」さんから蔵元さんの話を聞いているうちに、「扱ってみたい」という気持ちになりました。

この「花陽浴・はなあび」という清酒。とても少ない清酒です。定番の清酒にするにはちょっと難しいかなぁと思うほどです。その数、年間約5000本。昔は、相当大きな蔵だったらしく、所々にその面影が見えます。今後は少しずつ醸造量を増やしていくようです。今年初めて醸した「生モト造り」の純米酒を試飲させて頂きました。

一度は社長さんが倒れられて蔵を閉めるか?という所まで考えられたそうですが、当時若干23歳の息子さんが蔵に入り、今のスタッフで酒造りをしてから今期で6回目という、これから色々な可能性が見える蔵元さんです。今日から「花陽浴・ひやおろし」をお客様にご案内させていただきます。長いお付き合いをさせて頂きたいと思っております。「南陽酒造」さん、ありがとうございました。

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続いて向かったのは、「いなみ」で何度か提供したことのある熊谷市にある「権田酒造」さんです。「直実・なおざね」のブランドでお馴染みの蔵元さんです。熊谷をとても大事にされている社長さんで、熊谷の人達は皆さんご存知かと思います。これこそ「地酒」と思うお酒です。

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「権田酒造」代表の「権田清志」さん直々に蔵を案内して頂きました。製造工程の順番に丁寧に説明して頂きました。写真は、酒米を蒸す「こしき」、「麹室」、「舟」と呼ばれる「搾り機」などです。とても分かりやすく、権田さんのように説明したら、もっと皆さんに伝わり易いのかなぁと思うほどです。「写真を撮らせてもらって良いですか?」と聞くと「全然構いませんよ!うちは〇〇米使ってませんから!」なんて”旬”なことをおっしゃってました。色々な蔵にお邪魔しましたが、「ここは写さないで!」とか「一切撮影お断り」などという蔵もあります。

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権田さんのおすすめのお酒を試飲させて頂きました。どのお酒も素晴らしかったのですが、特に私は地元埼玉県が15年以上の月日を費やして作り上げた酒米「さけ武蔵」を使用した「直実・特別本醸造」の料理との相性、そして他の本醸造にはあまりない「甘み」、飲み疲れすることがないような切れ味、本当に美味しい酒です。権田さんの奥様の手料理がまた素晴らしい味で、お酒を引き立ててくれました。ゆっくりと飲みたかったんですが、私の隣にいた「稲荷屋」の番頭が、私にどんどんお酒を注ぐものですから、だんだん宴会のような雰囲気になってきてしまいました。

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でも、その甲斐あって権田さんから蔵や熊谷の昔話を聞かせて貰うことができました。熊谷の歴史の深さには驚きました。そして本当に熊谷が権田さんは好きなんだなぁと感じました。熊谷が昔、「熊谷県」だったなんて何人の埼玉県民が知ってましたか?私はビックリしました。改めて私は、埼玉県民として埼玉をもっと知らなくてはいけないなと思いました。他県に誇れる事がたくさんあります。埼玉県の「地酒」を通して、その素晴らしさをお客様に伝えていきたいと思います。

「南陽酒造」さん、「権田酒造」さん、「稲荷屋」さん一日ありがとうございました。埼玉県の素晴らしい「地酒」を、一人でも多くの「いなみ」のお客様に飲んで頂く事が、今日お世話になった皆様への恩返しだと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

 今週中には皆様に提供することが出来るかと思いますので、是非一度お試しください。

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