グロテスク・2
今日、魚屋さんで私を出迎えてくれたのは、「やがら」です。どんなにおいしい魚でもある程度数が獲れないと、市場には入荷されませんので、「やがら」はそういう意味であまりお目に掛かる事がないと思いますが、春先から夏に向けてよく使われる魚です。昨日の「めぬけ」に続いて、グロテスクシリーズの登場です。今日の物は、特に大きく体長は155センチ位です。重さは3K。この大きさの「やがら」は特に少ないです。体長の4分の1を頭が占めているという変わった体型の魚ですが、やはりめちゃくちゃ旨いんです。頭や中骨などを昆布と一緒にゆっくりとじかんを掛けて出汁を取ります。なかなか、ご家庭では手に入れにくいのもありますが、買って来ても、この頭を出しに取れるほどの鍋がないかと思います。身の方は、塩を軽く振って酒蒸しにし、中骨で取った出汁を掛けて本日のお任せコースの「お椀」として提供いたします。もちろん「さしみ」も白身魚の割りに濃厚な旨みがあり美味です。
「やがら」には「アカヤガラ」と「アオヤガラ」がいますが、主に食用とするのは「アカヤガラ」です。今日は瀬戸内産の「やがら」です。静かに魚に近づき、その長いくちばしで吸い込みます。掃除機みたいです。
まだ、「やがら」を召し上がった事のない方、ぜひお待ちしております。
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